FXが危険な理由を、「なんとなく怖い」じゃなく構造から説明する。
全部読めば、FXが個人に不利なゲームであることが理解できるはずだ。

73%
欧州の規制当局(ESMA)が公表した、FXで損失を出している個人投資家の割合。
25倍
日本の個人FXの最大レバレッジ。100万円で2500万円分の取引ができる。裏を返せば、4%の逆行で全額を失う。
¥0
FX市場全体で生み出される価値。ゼロサムゲーム。誰かの利益は、必ず誰かの損失。
01

レバレッジ25倍の罠。

// Leverage — The Silent Killer

レバレッジは「少ない資金で大きな取引ができる」と説明される。
聞こえはいいが、実態は「少ない逆行で全額を失う」だ。

レバレッジ25倍の場合、為替がたった4%逆行するだけで証拠金が全額吹き飛ぶ。
ドル円で言えば4〜6円の動き。これは数日で普通に起こる。
大きなニュースや経済指標発表時には、数時間で起こることもある。

レバレッジは利益を増やす道具じゃない。
損失のスピードを加速させる道具だ。

02

追証。入金した額以上の損失。

// Margin Call — You Can Lose More Than You Deposit

「ロスカットがあるから大丈夫」と思ってないか?
甘い。

相場が急変すると、ロスカットが間に合わないことがある。
スリッページ(注文と約定の価格差)が発生し、入金額を超える損失が発生する。
これが追証(追加証拠金)だ。つまり借金

スイスフランショック(2015年)では、ロスカットが全く機能しなかった。
数分間、売買が成立せず、再開した時には口座残高がマイナス数百万という人が続出した。
ブローカーすら破綻した。

03

ゼロサムゲーム。価値は生まれない。

// Zero-Sum — Someone Loses What You Win

株式投資は企業が成長すれば全員が得をする。プラスサムゲームだ。
FXは違う。通貨の交換に過ぎないから、市場全体では1円も増えない。

お前が10万円勝ったら、どこかの誰かが10万円負けている。
しかもスプレッドと手数料を業者に払っている分、参加者全体ではマイナスサムになる。
つまり、やればやるほど全体では損をする構造になっている。

俺はプロのFXトレーダーに憧れていた。
でもFXで勝つということは、誰かのお金を奪うということだ。
その事実に、6年かかってやっと向き合えた。

04

B-bookモデル。お前の損が業者の利益。

// The B-Book — Your Broker Bets Against You

多くの国内FX業者は「B-book」と呼ばれるモデルで運営されている。
B-bookとは、顧客の注文をインターバンク市場に流さず、業者が自分でカバーするモデルだ。

つまり、お前がドル円をロング(買い)したとき、業者はその反対側に立っている。
お前が負ければ、業者が儲かる。

もちろん全ての業者がB-bookというわけではない。
しかし「スプレッド0.2銭」のような極端に狭いスプレッドで利益を出すには、
顧客の損失を収益源にしなければ成り立たないケースが多い。

お前の損失で稼いでいる業者が、「お前が勝てるように」教育コンテンツを提供している。
この構造の異常さに気づいてくれ。

05

相手はプロ。アルゴリズムと機関投資家。

// You're Playing Against Machines

FX市場の取引量の大半は、銀行・ヘッジファンド・アルゴリズムトレーダーが占めている。
彼らは何十億円もの資金と、ミリ秒単位で取引するシステムを持っている。

個人がスマホでポチポチ注文を出す間に、彼らは何千回もの取引を完了させている。
情報の速度も、分析の深度も、資金力も、全てにおいて個人は不利だ。
これは努力で埋められる差じゃない。構造的な差だ。

06

ギャンブル依存と同じ脳の仕組み。

// Dopamine Loop — Same as Gambling Addiction

FXのポジションを持っている時、脳内ではドーパミンが分泌されている。
利益が出ている時は「もっといける」。損失が出ている時は「取り返さなきゃ」。
どちらに転んでも、やめる理由にならない。これがドーパミンの罠だ。

最高で月150万勝った。「もう勝てるようになった」と本気で思った。
翌月、200万負けた。
パチンコで大当たりした後にもっと突っ込むのと、全く同じ構造だった。

FXは金融商品の形をしたギャンブルだ。
しかも24時間開いていて、スマホでいつでもアクセスできる。
パチンコ屋は閉店するが、FXに閉店はない。

07

お金以外の全部を持っていく。

// The True Cost — Beyond Money

FXの本当の危険は、金を失うことだけじゃない。
睡眠、仕事、人間関係、自己肯定感、人生の時間。
全部持っていかれる。

チャートを見ながら寝落ち。起きたら即チャート。
トイレでスマホ確認。会議中にテーブルの下でチャート。
家族とご飯を食べていても上の空。
6年間、ほぼ毎日これが続いた。

この話の詳細は、別の記事に全部書いた。FXの本当の代償を知りたいなら読んでくれ。

もっと詳しく知る。

以下の個別記事で、それぞれのテーマを深掘りしている。

構造を理解したら、答えは一つ。

レバレッジ、ゼロサム、B-book、機関投資家、依存性。
全てが個人に不利な方向に設計されている。
FXは、やめとけ。

FXやめた後のロードマップを見る →

「危険性」をもっと深く。

「FX戦士くるみちゃん」で学ぶ。